映画「朝が来る」

原作：辻村深月　監督：河瀬直美　

出演：永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ほか

里親に関する素敵な映画のお知らせです。ぜひＤＶＤや書籍でご覧ください。

映画「朝が来る」

不妊治療の末「特別養子縁組制度」を知り子どもに出会えた夫婦と、子どもへの愛情を持ちながらも育てることができず、幸せを願いながら子どもを託した、2人の母親の人生が描かれています。里親、実親、その両親、子ども。どの立場に立っても、とても考えさせられる映画です。

書籍では、不妊治療に悩む夫婦の葛藤や、出産後の母親の生活、生き続けることへの葛藤などが、より詳しく描かれています。映画も書籍もどちらもおすすめです。

実親、里親、どちらも悩み抜いた末にあったのが「子ども」という一筋の希望でした。実親、里親、どちらも子どもへの愛情は深いのはもちろんですが、子どもが持っている親への愛情もまた深く、子どもたちの笑顔に癒され、その愛に包まれているのは私たち大人の方かもしれません。

そして、里親制度は子どもが欲しいと思う大人の制度ではなく、さまざまな事情で家族と離れて暮らすことになった子どもに、安心で安全な環境のもと、健やかに成長ができる家庭を必要とする“子どものための制度”」です。